エンゲージリング(婚約指輪)
エンゲージリング(婚約指輪)の歴史結婚指輪(マリッジリング)を贈る前に、エンゲージリング(婚約指輪)を贈るような形式になったのは、いつからなのでしょうか。現在では当たり前のように婚約時に渡されるエンゲージリングですが、歴史はマリッジリングよりも古く、婚約の証としてエンゲージリングが贈られる風習は、古代ローマ時代にまでさかのぼります。当時ローマでは、「輪廻転生」「永遠」の象徴として指輪を贈ることが結婚の証となっていました。現在のようにダイヤモンドではなく、(この時代にはまだダイヤモンドが発見されていませんでした。)花嫁に鉄の指輪が渡されており、鉄は愛の強さ、リングは輪を意味し、永遠が表現されていたのです。恋人同士の愛の証として鉄のリングをはめたのです。
古代ロ一マ時代からしばらくの間は、結婚そのものよりもさまざまな約束事を含んだ婚約の儀式の方が重要視されていました。婚約指輪はひとりの女性が特定の男性の所有物になったことの証だったのです。いわゆる、貞節の証でもありました。
2世紀になるとゴールド(金)の婚約指輪が普及していきますが、外に出かけるときに着用するだけで、家に帰るとすぐに鉄の指輪に着け替えていました。今の婚約指輪と結婚指輪(マリッジリング)の関係に少し似ているかもしれません。その後、宝石が付けられたリングへと変化していきます。宝石も当初はルビー等が中心でした。
そして1456年、 オランダ人のベルケムがダイヤモンドの研磨に成功してからは、ダイヤモンドつきの婚約指輪(エンゲージリング)が王家の習慣となりました。ダイヤモンドのエンゲージリングを最初に贈った人は、オーストリアのマキシミリアン大公と言われています。今から約500年前の1477年に、最愛のフィアンセであるマリー姫に贈ったとされています。Mの文字をかたどった指輪で、 聖母マリアと、マリー、マクシミリアンの二人の結びつきを表していると言われています。彼はその後、 ローマ王に選ばれマクシミリアン一世となり、「近世のヨーロッパ王政史はハプスブルグの歴史だ」と言われた大帝国を欧州に築いたハプスブルグ家の土台を築いていったのです。
その後、ダイヤモンドの婚約指輪(エンゲージリング)は時代とともにデザインを変えてゆきますが、一般人の手の届くものではありませんでした。一般家庭に普及したのは19世紀で、マリッジリングもエンゲージリングもゴールドからシルバーが中心となっていきます。結婚の神聖さが教会で重要視された為で、ドレスの色も白が中心となりました。プラチナのリングにブリリアントカットのダイヤモンドを支えたティファニー・セッティングが登場したのもこの時代です。
20世紀になるとヨーロッパやアメリカで、プラチナがジュエリーに使われるようになると変色するシルバーから、永遠に純白が保てるプラチナが、ブライダルリングの最高の素材として選ばれるようになります。ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出し、硬質で耐久性のあるプラチナは永遠の純潔の象徴として「The heavenly precious metals」と呼ばれ、メモリアルなジュエリーにぴったりの素材だったのです。
日本で婚約指輪(エンゲージリング)においてダイヤモンドが飛躍的に伸びたのはイギリスのデビアス社の世界的な販売キャンペーン「ダイヤモンドは永遠に」のテレビCMの効果でした。 CMは70年代からはじまり「お給料の3か月分」というキャッチコピーの美しいダイヤモンドの指輪に日本中の男女が目を見張りました。こうして、日本におけるダイヤモンドの婚約指輪(エンゲージリング)は不動の地位を築いていったのです。
エンゲージリングはプロポーズや結納の際に女性に送られダイヤモンドが定番といわれていますが、近年では定番がなくなりつつあります。昔は誕生石や星座石、好きな宝石を選んだりもされていましたが、最近はライフスタイルに合わせた選び方がされており、真珠も人気です。誕生石とダイヤモンドの組み合わせたり、自分の好みにあった指輪を選ぶカップルもいます。
エンゲージリング(婚約指輪)のはめる指エンゲージリングは、マリッジリングと同じように左手の薬指にはめます。左手の薬指は、心臓につながる神聖な指と言われ、薬指にはめるのが一般的になりました。結婚式当日までは左手の薬指につけて、結婚式の当日は右手の薬指に移します。そして結婚式が終了してからマリッジリングの上から重ねます。リングを二つつける場合はマリッジリングの上からエンゲージリングをつけるのが正式なはめかたです。
ブライダルリングを左手の薬指につける理由をご存知ですか?左手は、「服従と信頼」を表し、特に薬指は「創造」を表す指とされています。左手は、右手に比べて心臓に近く、また薬指の血管は心臓(ハート)に繋がっていると考えられてきたため、愛の象徴であるブライダルリングをこの指に着けるようになります。古代エジプトでは薬指の血管は心臓と直接つながっていると言われることから左手の薬指にはめるようになったと言われています。実際もリングをつけている時、邪魔にならないこともあります。また女性にとって左手の薬指は美しく、リングをつけたときフォーマルにつけることができるということからも素敵なエンゲージリング・マリッジリングを選んで女性としての美しさを演出しましょう。
エンゲージリング(婚約指輪)は結納品意外に思われるかもしれませんが、エンゲージリングも結納品の一つなのです。プロポーズ時に絶対に必要ではなく、結納の時に渡しても大丈夫なのです。しかし、女性としてはプロポーズのときに「プロポーズと一緒に指輪をもらうことでより幸せを実感できます。」と言うのが一般的な意見のようです。男性としては、1人で選んだ指輪だと「気に入ってくれるかが心配。」と言う意見もあります。高い買物なのでお店やデザインなどを慎重に選ぶことも必要だと思いますが、二人のお気に入りの指輪を一緒に選ぶのもオススメです。※記念品として男性からは指輪、女性からは時計やスーツなどを送る人が多いようです。
マリッジリング(結婚指輪)
マリッジリングの歴史マリッジリング(結婚指輪)がなぜ現在のように一般的になったのでしょうか?マリッジリングを選ぶ前にマリッジリング(結婚指輪)の歴史を調べてみましょう。マリッジリングの起源については古代ローマなどいろいろな説がありますが現在では、古代エジプト時代までさかのぼると考えられています。古代エジプトは、紀元前3000年ごろからはじまった世界四大文明のひとつです。結婚指輪(マリッジリング)の歴史はイエス・キリストが生まれる前からある風習だったのです。古代エジプトで使われていた象形文字では円(リング)は永遠を意味していました。永遠に二人を結びつけるものとして円形のリングを花婿から花嫁へ贈ったのが始まりです。
マリッジリングは左手薬指?マリッジリング(結婚指輪)とは、結婚する夫婦がひとつずつ左手の薬指にはめる指輪のことです。 マリッジリングをなぜ左手の薬指にはめるのかについても諸説あるようですが、古代エジプトでは左手薬指が心臓と直接つながっていて、愛の宿る神聖な指と信じられていました。そのためマリッジリングを左手の薬指にはめるようになったといわれています。他にも左手の薬指には「聖なる誓い」の意味がつけられています。
日本では結婚指輪(マリッジリング)は一般的に左手の薬指につけられます。しかし、日本以外の海外や宗教の違いによっては右手の薬指にはめるパターンもあるといわれています。日本では結婚指輪をはめる歴史は浅く、欧米の生活習慣や文化が入ってきた昭和40年頃から実際につける人が増えたといわれます。
マリッジリングの素材マリッジリング(結婚指輪)の素材として使われているのはゴールド、シルバー、プラチナなどの貴金属が多く使用されています。海外では、18金が多く使われているようです。日本ではプラチナを主に使ったリングが人気があります。最近では、日本でもピンクゴールド(K18PG)ホワイトゴールド(K18WG)なども多く使われるようになってきました。素材の色や予算に合わせて選びましょう。
マリッジリングの選び方マリッジリングは現在、挙式だけで使用する形式的なものではなくなってきています。結婚する前から未来の象徴としてつくる恋人たち、入籍に合わせてつくる夫婦や結婚式に合わせてつくる夫婦など、このような3ケースが多くみられます。マリッジリングは、今まで、そしてこれからのお二人の歴史と想いを詰め込んでいく大切なリングです。毎日つけるものですから自分の指につけてみて、つけ心地の良さやデザインに満足できるものを選びましょう。
しかし、マリッジリングを選ぶにしても、どのマリッジリングをどれくらいの価格で購入するのか見当もつかない人が多いのではないでしょうか?最初にまず選択候補として考えるのがブランドショップでのマリッジリングでしょう。よく知っているブランドなら宝石の知識がなくても、大きな失敗はないと安心して買えます。でも、ブランド店で買う指輪はあくまでも既製品です。つまり自分と同じ指輪を世界中の多くの夫婦がつけているんです。結婚は二人の人生の節目であり指輪はそれを記念するもの。世界でひとつだけの、二人のためのマリッジリングをオーダーリングを作ることも考えてみてはいかがでしょう。
宝石なのでもちろん安くはありません。でも実際に作ってみると、思ったより高くないと感じる人が多いようです。それは普段目にする既製品の結婚指輪が宝石の価値よりもかなり高く設定されていることが多く、特にブランド物は結婚指輪の価値にブランドの価値が加えられているのでどうしても高くなります。オーダーリングの良いところは、お手頃な金額でハイクラスのダイヤやリングが手に入り、オリジナルなので世界でひとつの、自分だけのオーダーリングを作れるところです。
近年では種類・デザインが増えて様々なマリッジリングが登場しています。一生に一度の二人だけの贈り物マリッジリング。十分な知識を身につけて、二人で納得のいくものを選びましょう。